いつになったら別れられる?
ここから本当に別れの決着がつくまでが相当しんどかった。
基本は、おはよう、おかえりだけ言うような家庭内別居のような感じ。
私も朝早くに家を出て、夜遅くに帰って来ていた。
ある日は、「結婚したくなるまで待つから、俺とやり直してほしい!」
と連絡が来た。
「やっぱり気持ちは変わらない。」
何度も何度も心は揺れ動いたが、心を鬼にして、そう伝えた。
まさかの「遺書LINE」
ある日の仕事中、
「今までありがとう。幸せにしてあげられなくてごめんね。aiのいない人生なんて考えられない。今、幸せな記憶なままで消えたいから、○○(義母)や○○(姪っ子)ともこれからも仲良くしてあげてね。」と遺書のような連絡がきた。
見た瞬間、目を疑った・・・
(え・・・私のせいで、ひとりの人間が死ぬの?!え?やめて??どうしよう)
急いで彼に電話をした。
「う・・・う・・・・」(泣いてる?首でも釣ってる?)
「もしもし?何あのLINE?何してるの?今から帰るから、待っててね!ね?待っててね??」
「う・・ん・・・」となんとか振り絞った声が聞こえたような気がした。
日中の部と、夜の部の仕事の休憩時間に、急いで同棲していた自宅へ向かった。
気が気じゃなくて、スピードを出して、15分ほどで着いた自宅のメゾネットの2階、
私は顔面蒼白で、「生きててお願い・・・」祈る思いで駆け上がった。
急いでドアを開けると、そこには、体育座りでうつむく彼がいた。
よかった・・・生きてた・・・・・・・
昔私があげた手紙や、二人の思い出の写真、お揃いのグッズなどが目の前に広がっていた。
「これを見てもなんとも思わないの?あの時のaiはどこへ行ったの?」
力無い声でそう言われた。
「ねぇ、あのLINEなんなの?」冷静に、強い口調で彼にせまった。
「死ぬなんて言わないで!言わないで!絶対だめだよ!」体を揺すって強く彼に言った。
泣き崩れる彼。
「今帰って来てくれたって、別れるのは変わらないんだろ?」
その言葉に、「うん」と頷くと本当に今この場で自殺するかもしれない。
その時はひたすら「死ぬなんて絶対言わないで!約束して!!ね??」
強い口調でひたすら彼をたしなめた。
そんな緊迫した時間は無常にも過ぎ、夜の部が始まるから職場に戻らなくてはいけない時間になった。
あー…思い出すだけでも辛いです。。
➖まだ続くのという感じですが⑧へ
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