情に流れて、家族に流される…
彼からきた連絡は、
「昨日のことはなんとなく酷いことを言ったことは覚えている。
酔っ払っていたとはいえ、取り返しのつかないことを言ってしまって
ごめんなさい。俺は別れたくないけど、仕方ないよね。
最後に一つだけ、姪っ子の誕生日で、○○ちゃん(姪っ子)が
愛(私)がくるのを楽しみにしているから、それだけ参加してほしい…」
というものだった。
家族ぐるみの付き合いで、彼の姉の子ども(姪っ子)の誕生会に向けて
二人で事前にプレゼントも用意していた。
「わかった。誕生会は行く。」
彼姪っ子の笑顔に触れ、揺れ動く心
誕生会当日、あんな大きな出来事があって初めて顔を合わす。
(今となっては、なぜこの流れて行ってしまったのだろうと大後悔・・・)
お互いぎこちないながらも、彼の姉の家へと向かった。
日頃から可愛がっていた彼の姪っ子も、私には相当懐いてくれていて
「愛ちゃん!来てくれてありがとう!」と駆け寄ってきてくれた。
子どもに弱い私はその笑顔が見れただけで、来てよかったと思ってしまった。
「彼」の姪っ子だってことを思い直し、別れると決心したならば、
絶対に行くべきではなかったのだがー
誕生会も終盤に差し掛かり、子どもたちと私と彼で遊ぶ場面があった。
ふざけあって遊んでいるうちに、彼とも普段通り掛け合いをして
仲直りをしたかのようにいつの間にか、前までのように普通に接してしまっていた。
(-やっぱりあの時はお酒が入っていたから、いつもの彼じゃなかったんだ…
普段はこんなに子どもの面倒みも良く、面白くて子煩悩な父になりそうだよね…)
そんなことを思いながら、事実を正当化し、自分を納得させたりしていたように思う。
そして、元サヤへ…
そして帰り、家に送ってもらって
「今日は来てくれて本当にありがとう。俺はやはり愛ちゃんが好き。
もう絶対に悲しい思いをさせないから、できればまたやり直してほしい!」
真っ直ぐにそう言われた。
私も、もうアラサーだし、ここまで付き合って来た彼と別れても
また新たな出会いもない。他に良い人が見つかる保証もない。
思ったことを伝え続ければ、彼は少しずつでも、改心してくれるだろう!
そう思って、よりを戻してしまった。
それがさらなる悪夢の始まりだった・・・
➖③へ続く
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